参画事例付き☆COBOL案件の現状と将来性・案件探しのポイント!

データ

 大規模システムに多く使われているCOBOL。既に新規開発は行われておらず、Java等へのマイグレーションが進められたりなど、徐々に存在感が薄くなりつつあります。しかしながら、まだまだシステムは現役で動いており、企業もCOBOLのエンジニアを求めています。

 今回は、COBOL案件でどのようなエンジニアが求められているのかや将来性について、COBOL案件に携わっている柿内がお伝えしていきます。

1. COBOL案件の特徴

 本章では、COBOL案件の現状と将来性についてお伝えします。どのような需要があるのか、今後も継続して案件があるのかを話していきます。

 

1-1. COBOLの現状

 COBOLは、今となっては古い言語の部類に入るため、新規開発はほとんど行われていません。そのため、案件も過去のシステムのリプレースや拡張というものがメインになります。日本にCOBOLが入ってきたのが、1960年代前半と言われているため、現在COBOLのエンジニアの多くは50代と年齢層が高くなっています。
 しかしながら、案件に「40代まで」というような年齢制限が設けられているものも多いため、案件はあるものの、50代のエンジニアが参画することが難しくなっています。同じ50代でも、50代前半と後半とでも案件への参画の可能性は若いエンジニアの方が高いのも事実です。
 ここで、現在のCOBOL案件の単金についてお話しておきましょう。COBOL案件の単金相場は、スキルや業務知識、経験により、獲得できる案件が異なりますが、40万円~60万円ぐらいが平均的な相場となります

 

1-2. COBOLの将来性

 前項で、現状では案件に年齢制限が掛かっていることが多いため、50代になると案件への参画が難しいとお伝えしました。しかし、COBOLは多くの金融機関や保険会社といった大規模のシステムで幅広く使われていることは事実あり、すぐに案件がなくなることは無いと考えます
 また、若手のエンジニア人口も減少傾向にあり且つ、Web・オープン系へ進む若手の技術者が圧倒的に多いため、まだまだ需要はあります。人手不足であることには変わらないため、50代のエンジニアへチャンスは広がっていくのではないかと思います
 しかしながら、昨今の法改正等の状況により、COBOLのフリーランスエンジニアの受け入れを制限している企業もあります。そのため、契約社員や派遣社員といった選択肢も考慮しておいた方が良いでしょう。

 ここまで、COBOLの現状と将来性をお伝えしました。一言で言うと、「エンジニアの需要はあるけれど、制限も多い」というのがCOBOL案件の特徴です50代になって、案件への参画が難しいかなと思うかもしれませんが、諦めないでください!次の章より、COBOL案件の獲得ポイントをお伝えしていきます。

 

2. COBOL案件を獲得するポイント

 ポイント

 1章で、COBOLの現状と将来性についてお伝えしました。ここからは、50代のエンジニアでも案件に参画するには、どのようなスキルや知識を持っていれば良いのかをお話していきます。

 

2-1. 持っているスキル

 COBOLのスキルは、大きく分けて「汎用COBOL」と「オープンCOBOL」の2つがあります。この2つの大きな違いは、「C言語にコンパイルされた後にGCCにより実行ファイルが作成される」ということです。この実行ファイルにより、WindowsやLinux、Unix等のシステム上でも開発が出来るようになります。
 そのため、汎用COBOLのみ出来る方よりもオープンCOBOLが出来る方の方が、単金が高くなる傾向にあります
 それでは、「汎用COBOL」と「オープンCOBOL」の特徴を見ていきたいと思います。

①「汎用COBOL」
 メインフレームを使用して開発を行います。メインフレームとは、大規模なデータの移動や集計・計算をメインとして、商業的データの処理を科学技術および数値計算向けの計算を両方同時に行うことが出来るコンピュータを使用して開発を行うCOBOLのことです。
 メーカーによって異なる部分はありますが、経験の有無でパフォーマンスが大きく変わるものでもありません。しかし、案件によって特定のメーカーの使用経験が必須であったりするので、経験があるに越したことはありません。

 

(例)
 ・IBM-COBOL:生保・損保系案件に多い
 ・日立COBOL:金融・製造業・自治体案件に多い
 ・富士通COBOL:クレジット・官公庁案件に多い
 ・NEC (ACOS) COBOL:金融・製造業・自治体案件に多い

     

②「オープンCOBOL」
 オープン環境で開発を行います。これは、Unix互換環境や移植性など、オープン標準に基づいているソフトウェアやコンピュータで開発を行うものです。

 

(例)
 ・Open COBOL
 ・UNIX-COBOL
 ・NET COBOL

 

2-2. 業務知識があるかどうか

 COBOLは、他の言語に比べて業種柄、業務知識が求められる案件が非常に多いのが特徴です。業務知識や経験がない場合、単金のお話の前にお見送りとなる可能性が高いです。
 そのため、様々な業種の案件に参画しているよりは、生保なら生保、銀行なら銀行というように1つ、2つの業種に絞った方が、選考に進みやすい傾向にあります。

生保:大規模な開発が多いため、業務知識や経験が求められる案件が多いです。
    またSEやPGだけでなく、PM、PMO、リーダー、テスターなどといった
    様々なポジションで募集が掛かることが多いです。
損保:生保同様、次期システムの開発など大規模な開発が多いため、業務知識や経験が求められます。
    また、工数も掛かるため案件は長期になるものが多いです。
証券:証券系の知識が必須案件は多くないが、持っていると有利です。
銀行:他の業種に比べて、業務知識が必須案件は少ない傾向にあります。
    ただし、一般的な金融用語の理解がある方が選考には通りやすい傾向にあります。
クレジット:業務知識が必須の案件が多く、クレジット案件での参画経験者が有利な傾向にあります。

 

2-3. ポジションを上げていく

 ポジションについては、COBOLに限らずどの言語でも、PGよりはSE、上流工程ができる方、PMクラスのように、スキルが高いほど単金も高くなります。たとえ、SEクラスであったとしてもチームのリーダー経験がある方は、それも1つのアピールポイントになるますので、スキルシートに漏れなく書くようにしましょう

 

3. 案件を続けていくには

 道

 2章で、COBOLの案件獲得についてお伝えしました。本章では、実際に案件を効率よく獲得する手段と、COBOL以外の選択肢についてご紹介します。

 

3-1. 効率よく続けるにはエージェントを使おう

 ベテランのエンジニアの中には、知り合いからの紹介や過去に入った案件から声が掛かることも少なからずあると思います。しかし、多くのエンジニアは自分で案件を獲得しなければなりません。みなさん経験していると思いますが、案件参画中に次の案件を探すことは、時間の制約もあり容易ではありません。
 そこで役に立つのは、「エージェント」です。エージェントは豊富な案件を持っており、また参画中でも案件のご紹介や面談の調整も行ってくれます。多くのエージェントは、利用料が無料ですので使わない手はありません!窓口を広げる意味でも、2,3社登録しておくと良いでしょう。 

【エージェントに関する記事はコチラ!】
 ⇒ フリーランスエンジニア向けのオススメエージェント会社TOP5!

 

3-2. COBOL以外の道も探ろう

 COBOL案件獲得の幅を広げるには、2-3でお伝えしたように、ポジションを上げていくのも1つの手です。それ以外の手段は、COBOL以外の言語にスキルチェンジすることです。50代になってから、新たな言語を学ぶことは難しいですが、長くエンジニアとして続けていくためには、選択肢の1つとして考えることをオススメします。
 COBOLからのスキルチェンジで多いのが、Javaです。大規模システム案件で、COBOLからJavaへのマイグレーションのものも増えてきているため、自身で学んでおくことで、業務経験はなくとも知識の有無で案件への参画の幅が広がることでしょう。

【Java案件に関する記事はコチラ!】
 ⇒ Java案件のすべて!将来性は?案件情報&ポイント解説☆

 

4. COBOL案件へのハッピーエンジニアでの参画事例

 本章では、ハッピーエンジニアと通して参画が決まった方の中から2名をご紹介致します。また、最近の案件情報の一例も合わせて掲載します。参考にしていただければ幸いです。

 

4-1. Aさん(40代後半)の事例 ~「8年のブランク」

-COBOL経験年数:約6年
-使用メーカー:IBM・日立・富士通・NEC
-工程:詳細設計・製造・運用保守
-業務知識:特になし(損保経験が少しあるのみ)

-参画に至った経緯
 両親の介護のため、約8年のブランクがありました。介護期間中も、COBOL案件への参画を希望していたそうですが、地方出身のため、地元でCOBOLエンジニアの求人が無いため、叶わなかったそうです。
 両親の介護が一段落した後、再度エンジニアとして働きたいとのことで、東京に出てきて、ハッピーエンジニアへ登録。年齢が40代ですので、案件も数多くありましたが、やはりお客様の懸念事項は「8年のブランク」でした。この点については、お客様に事情を丁寧に説明することでクリアになりました。また、Aさん自身もブランクの期間中、ご自身で勉強していたことや、過去の経験が評価され最終的に案件への参画が決まりました。

 

4-2. Bさん(50代後半)の事例 ~「銀行、クレジット、損保知識豊富」

-COBOL経験年数:約28年
-使用メーカー:IBM・日立・富士通・NEC
-工程:要件定義・基本設計・詳細設計・製造・単体テスト・結合テスト
-業務知識:銀行・クレジット・損保

-参画に至った経緯
 年齢は高いですが、銀行・クレジット・損保の経験・業務知識が豊富なため、過去に参画したお客様先から再オファーが来るなど、引き合いが強い方です。直近の案件も再オファーからで、銀行の業務知識を持っていることから参画が決まりました。

 このようにブランクや年齢に関わらず、これまでご自身が積み上げてきた経験や日々勉強を続けていることをアピールすることで、案件への参画に繋がります。諦めず、粘り強く案件を探しましょう!

 

5. COBOL案件情報

 COBOL案件の一例を掲載します。
 最新情報は、以下のハッピーエンジニアのサイトにてご確認頂ければと思います。

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■案件名:販売管理システムの機能追加
■仕事内容:
 建物関連の販売管理システムの、機能追加を行う案件です。
 当初は、債権・債務システムの改修の話でしたが、現在は上位システムの
販売管理システムに丸々機能を追加という方向で進んでおります。
 元になる資料から基本設計書(サブシステムを新規等)を起こすのが
当面の作業で、2~3名の募集となります。
 次の工程は詳細設計/開発となります。
■開発工程:基本設計~
■必須スキル:
・販売管理システムの基本設計を過去5年以内に経験あり
・COBOLの経験あり
・UNIX/DBの知見あり
■尚可スキル:
・COBOLの経験が1年以上
 (長ければ長いほど助かります)
・販売管理システムの経験年数が1年以上
 (長ければ長いほど助かります)
・UNIX、MF-COBOL、Oracleの開発経験
■人物像:
・清潔感のある方
・コミュニケーション良好な方
■年齢制限:~55歳まで
■期間:11月~
■就業時間:9:00-18:00
■募集人数:2~3名
■勤務地:御茶ノ水
■面接回数:2回 
■単金:~60万円(スキル見合い)
■精算幅:140-200h
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【最新の案件情報はコチラから!】
 ⇒ ハッピーエンジニア

 

6. まとめ

 いかがでしょうか。
 COBOL案件については、将来を不安視しているエンジニアも多いと思います。しかし、今回お伝えしましたように、COBOLエンジニアの需要はまだまだあります!諦めずに、自身のスキルや知識を磨いていき、粘り強く案件を探すことでチャンスは広がっていきます。
 迷うことがあれば、一人で考え込まず、エージェントにも相談しましょう。