フリーランスエンジニアになるには?開業届や保険って?全手順を解説

フリーランスになるための手順

最初に。
日々エンジニアとして活躍されている皆さんを尊敬してやまない濱田といいます。そんな私は毎月80名~120名ほどのエンジニアを抱えるフリーランス専門エージェントで営業として働いています。

フリーランスエンジニアの方から「フリーランスになってからよりも、なるときの方が、やはり不安要素は沢山あった」と聞く中で、これからフリーランスになるエンジニアさんや、この先フリーランスになるかもしれない人、そんな人の安心材料の一つになりたいと思いこの記事を書きました。

この記事を最初から最後まで読めばスムーズにフリーランスエンジニアになれるぐらい詳しい内容にしてみたつもりです。ただ、そのためとてもボリュームの多い文章になっています。上から下まで読むのは大変かもしれませんので、もし知りたい内容が明確な方は下のリンクからピンポイントでお読みくださいませ。この記事を皆さんにフリーランスになるためのガイドブックとして役立てていただけますと幸いです。

フリーランスになるための手順の全体像はこんな感じです。

1.フリーランスエンジニアとは

会社や団体に所属せずに、自分個人の技術やスキルを顧客に提供して収入を得る、いわゆる会社員ではない個人事業主のエンジニアのことを指します。この章ではフリーランスエンジニアになるメリット、そして注意点を紹介させていただきます。

1-1.フリーランスのメリット

会社員ではなくフリーランスとして働くことを考えている人は、何かしらのメリットに魅力を感じたからではないでしょうか?もしかしたらフリーランスのメリットを知り尽くしているかもしれませんが、下記に記載しますので再確認してフリーランスのよさを改めて感じてください。

その1、収入が増える

実際に弊社所属のフリーランスエンジニア10人にメリットを聞いた際に、9人から真っ先に出てきたのが収入が増えるということでした。会社員は固定給ですが、フリーランスは収入源となる案件を自分で選べるという権利があります。そのため報酬の高い案件を選ぶことで収入を上げることも可能です。

また、会社員であればなかなか上がらない給与も自分のスキル次第でどんどんアップすることも可能です。つまり「生活費を削って欲しいものを買おう」ではなく「スキルを積んで収入を増やし、アレを買おう」という考えで仕事に臨むことが出来るようになります。

フリーランスエンジニアの年収相場が知りたい方はコチラの記事もどうぞ。
フリーランスエンジニア100人に聞いた年収調査【年齢・スキル・工程別の相場グラフつき】

その2、現場や仕事内容を選べる

上記と同じ弊社所属のフリーランスエンジニア10人に聞いたところ、9人が現場や仕事内容が選べるという点を2番目のメリットにあげていました。会社員のとき…つまりどこかの企業のプロパーとして働いているときは、会社側が用意した案件に参画することが大半です。

しかしフリーランスであれば、単価が高い案件、低くてもスキルアップの面で自分に有益な案件、内容はともかく近場の案件、など自分自身で決定することができます。

その3、定年退職がない

会社員の場合はどれだけ現役でまだまだ働けるよ!という方でも、会社が定めた定年退職の年齢をもって退職しなくてはなりません。再雇用制度もありますが、この制度は定年前の雇用契約を継続しないため、新しい条件(以前より低い賃金だったり、異なる雇用形態)で雇用されるケースが多いようです。それに比べフリーランスは定年退職がないので、収入が維持できるというメリットがあります。

とは言え40代や50代を越えた時点で参画出来る案件がなくあるのではと不安になる方も多いと思います。あくまで一例ですが、こんな参画事例もあります。
COBOL案件への参画事例

その4、税負担の軽減

フリーランスの人が確定申告をすると、同じ収入を得ている会社員よりも所得税が安くなる可能性があります。また、消費税に関してはフリーランスとして開業届けを出すことによって2年間は免税となります。税金の知識を少しつければ税金面の負担が減るというのもメリットの一つです。

その5、副業が可能

会社員は副業(アルバイトや単発派遣等)が禁止されていることが多いですが、フリーランスの方はそういった制限がありません。いくつかのプロジェクトを掛け持つことも可能ですし、隙間時間を用いて全く異なる路線の副業をすることも可能ですので、収入アップやスキルアップの機会が会社員に比べ多いとも言えます。

その6、人によっては時間や作業場所が自由になる

勿論案件内容や持ちあわせているスキルにもよりますが、始業時間や終業時間が決まっている会社員に比べると時間の調整が出来るのがフリーランスです。勤務場所に関しても自宅やカフェ等、自由な場所で作業に取り組むことができる場合もあります。

その7、次に参画する案件までの間隔を調整すれば長期休暇が取れる

職種を問わず、会社員のときはなかなか長期の休暇が取りづらいものです。ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始休暇はありますが、なんだかんだで溜めてしまっている家事や、体力面の回復、そしてちょっとした外出や帰省…普段忙しい人はこういった休みの際に旅行に行ったり、ぼんやりとする時間を過ごせないケースもあると思います。

ただフリーランスになれば、今参画中の案件から次に参画する案件までの期間を自分でコントロール出来るため、1ヶ月、2ヶ月の休暇も可能です。中には1つの案件が終了する度にリフレッシュとして1ヶ月休みを取る人もいます。

1年間の収入を増やしたいのであれば、契約が終了するタイミングで次の案件に参画することがベストかもしれませんが、自分の蓄えと相談しつつ長期休暇を取れることもメリットのひとつです。

1-2.フリーランスの注意点

メリット

フリーランスとして働くにあたり、魅力がいくつもあるということは伝わったと思います。しかし真剣にフリーランスになることを考えている人であればあるほど、メリットを踏まえても尚不安があるのではないでしょうか。

ここではフリーランスになるにあたり注意して欲しいことを書き出しています。メリットとあわせて確認した上で2章に進んでいただければ、より安心してスタートを切れるはずなので、目をそらさず一度ここで一緒に見てみましょう。

その1、収入が不安定

自分がプロジェクトに参画している間は毎月収入が得られますが、そのプロジェクトの契約期間が終了してしまえば収入は途端になくなってしまいます。

そのため契約期間が終了する1.5ヶ月手前ぐらいから次に参画する案件を探すよう心掛けましょう。会社員の方も転職をする際は、退職前に次の就職先を探すことが多いので、それと同じ要領です。

その2、税務処理が大変

会社員であれば税務関係の手続きはすべて事務のお姉さんや経理の方、つまり会社側が受け持ってくれていたと思います。しかしフリーランスになると税務の手続きは自分でする必要があります。白色申告か青色申告かに合わせて帳簿をつけたり、経費の領収書を集めたり、そして毎年確定申告もしなくてはなりません。

ただ、大変だと感じる方もいると思いますが、税金の負担が減らせるチャンスです。また、本当に税務処理をしたくないという方は税理士に丸投げしてしまうという手もあるのを覚えておきましょう。

その3、仕事に関わることをすべて自分でしなくてはならない

つい今書かせていただいた税務処理はもちろんのこと、仕事をもらうための営業や交渉、仕事を得た際の契約関係、そういった部分もすべて自分でしなくてはならないのがフリーランスです。

すべて自分でこなすことで身に付く対人スキルや契約知識もありますが、もし不安が残るのであれば、フリーランスエンジニアを専門とするエージェントが存在するのでそちらを利用すれば様々なサポートが受けられ安心です。

以下の記事ではおすすめのエージェントを10社紹介させていただいています!

 

その4、ローン等が組みにくい

フリーランスはキャッシングローン、車や住宅のローンを組んだり、賃貸の契約、クレジットカードを作ることが難しいとよく耳にします。しかしその一方で雇用形態に関わらず「返済能力がある」「信用できる」と判断されればいずれの審査も恐くないという声もあります。

もし現時点で大きな買い物を考えているのであれば、フリーランスになる前にローンを組んでおくことで安心することが出来ます。また、金融機関の審査基準は公表されていないながらも、凡そ3年程度の収入を見られる傾向にあると言われているので、将来的に大きな買い物を考えているのであれば”3年間黒字”、”頭金を貯める”、”個人信用情報機関に事故情報を記録させない”、”確定申告を漏れなく行う”等、自身の信頼を堅実に固めましょう。

その5、社会保険がない

会社員であれば社会保険に加入していますが、フリーランスには社会保険がありません。ではお医者さんに行ったときに今まで3割負担だった費用を10割負担しなくてはならないのかというと、そうではありません。

国民健康保険に加入する、社会保険の任意継続に切り替える、もしくは国民健康保険組合の保険に加入するという方法があります。保険に関しても会社員のときには、基本的に会社が手続きをしてくれていただけあり、気になる人が多い部分だと思います。

この後3項でも説明しますので、事前準備を整えてフリーランスになりましょう。

その6、有給休暇がない

会社員にはある有給休暇というものがフリーランスにはありません。ただ、フリーランスは精算幅が140~180hで契約をすればその時間に稼働が収まるよう自ら工夫して代休を取ったり、半休を取ることもできます。140hを下回ればその分報酬は減ってしまいますが、きちんと140~180hに収まっていれば1ヵ月分の報酬がきちんともらえます。

会社員は6ヶ月働き続けてようやく有給がもらえますが、それに比べてフリーランスであれば案件参画後から精算幅に収まるように休暇を取ることが可能です。

その7、孤独感を感じる人も…

先ほど”その3”でも出てきましたが、フリーランスエンジニアは全てのことを自分でしなくてはなりません。会社員であればいざ困ったときに聞ける人がいますが、フリーランスはそうもいきません。そして現場にその気持ちを共有出来る他のフリーランスのエンジニアがいないことも当然あります。

そんな不安やちょっとした寂しさから孤独を感じる人も中にはいますが、困ったときはフリーランス専門のエージェントがいますし、フリーランスの交流会や勉強会で先輩フリーランスの方や、同じく新しくスタートを切る仲間と出会うこともできます。ひとりぼっちではありません。

IT交流会、エンジニア向けの交流会に参加してみたい方はよければこちらもご覧くださいませ。
【必見】フリーランスがIT交流会を探すならここ!厳選サイト2選!

IT勉強会、エンジニア勉強会に興味がある方はこちらの記事もどうぞ。
フリーランスがIT勉強会を探すならここ!絶対外せないサイト2選!

2.フリーランスになると決めたらすべきこと!

よし、フリーランスになろう!でも何をすればいいかわからない…ご安心ください!この章ではフリーランスになるための下準備、そしてフリーランスになる手順を時系列で説明します。ひとつずつ上からこなしていくだけで、あなたもフリーランスの仲間入りです。

2-1.会社員のうちにしておくべきこと

フリーランスになろうと思い立った人の大半は、恐らく現在会社員の方ではないでしょうか。もしかしたらフリーターや派遣としてエンジニアをしている人も中にはいるかもしれません。

いずれにせよ、フリーランスになってから後悔しないために、今から書くことは企業に在籍しているうちにしておきましょう。

2-1-1.ローンを組む・引っ越し・クレジットを作る

”1-2.のフリーランスの注意点その4”でも挙げさせていただきましたが、フリーランスになると審査が必要なもの…ローンや賃貸の契約、そしてクレジットカード、そういったものの契約がしにくいと言われています。勿論必ずしもローンが組めないというわけではありませんし、賃貸契約をスムーズに結ぶ方、クレジットを新しく作成する方は大勢います。

ただフリーランスになる前の方が審査は通りやすいと分かっているのですから、必要な人は先にすませてしまいましょう。とは言えすぐにすませれるものではありません、十分に前もって動くことが大事です。

ちなみにローンや賃貸の契約、クレジットカード審査にかかる時間の目安をまとめてみましたので、よければ参考にしてみてください。

期間

備考

住宅やマンション購入時の

ローン審査

合計:2週間~1ヶ月半ほど

事前審査:17

本審査:2週間~1ヶ月

審査に加え、購入する家やマンションを探す時間や契約までの時間を考えると、かなりの時間を要します。現時点で購入しようとしている物件がある方であればフリーランスになる前の購入がおすすめ。

車購入時のローン審査

即日~1ヶ月

ローンの種類によって審査時間が大幅に変わるため、実際の購入までの時間もそれにあわせて変動します。

ディーラーローンであれば当日中に結果が出ることが多いので、車をGETするまでの時間も短縮できます。

賃貸の契約時の審査

即日~2週間ほど

時期や不動産管理会社、オーナーにもよりますが、書類さえ揃っていれば比較的早く結果が出ます。

物件探しから引っ越しまで、1ヶ月ほどあれば何とかなるので、引っ越したい方はすぐに動きましょう。

クレジットの発行

2日~2週間ほど

カードにもよりますが審査自体にはそれほど時間を要しません。ただ実際に発行されて手元に届くまで、カード会社によっては時間がかかるので、必要な人は前もって申込みをすませましょう。

2-1-2.円満な退社に向けて

円満な退社に向けて動きましょう。フリーランスとして今後活躍していく上で、円満な退社は重要なミッションのひとつであると言えます。

なぜならエンジニアの世界は横の繋がりが思っている以上に広く、いろんな人が様々な場所で繋がっています。つまり今のあなたの行いが、将来的に今在籍している会社や、会社と付き合いのある企業から仕事をお願いされる可能性に繋がるかもしれません。

実際に「フリーになりたての頃は元々勤めていた会社の伝手で案件をもらっていました」というフリーランスエンジニアに何度もお会いしてきました。そして何より、円満な退社でなければ自分自身が退職を申し入れてからとても居心地が悪くなってしまいます。折角フリーランスとして新しい一歩を踏み出すのですから、気持ちよくお世話になった会社を後にしましょう。

では具体的どうすればいいかですが、下記3つを守りましょう。

1ヶ月~1ヶ月半前に退社の相談及び申し出を上司や責任者にしましょう

→忙しい現場なら尚更早めの相談を!法律上では希望退職日の2週間以上前に退職を申し出れば退職は出来ることになっていますが、周りへの配慮は欠かさないようにしましょう。

 

引継ぎ関係は最後まで責任を持ってきっちりしましょう

→多かれ少なかれ引継ぎ事項が出てくると思います。分かりやすく漏れがないように引継ぎをして、あなたが退職したあとに皆が困らない状態にしておくことが大事です。個人事業主になるための準備で余裕がなくなり、大雑把な引継ぎになってしまわぬよう注意しましょう。

 

現場の人、仲間や先輩後輩、上司とのコミュニケーションや挨拶を大事にしましょう

→ほんの少しのコミュニケーション、気持ちのいい挨拶、ちょっとしたことですがとても大事です。退職が決まってから急に無愛想になったと思われては、あなたの人物面の評価が下がってしまいます。退職したあと何処で誰と再開しても大丈夫だと言い切れるように、今まで通りの会話と挨拶を忘れないようようにしましょう。

この3つを守って円満な退社を迎えましょう。円満退社のポイントは、あなたが退社したあとに「○○さんはとても信頼できる人だった、フリーランスになったみたいなのでもし機会があれば声をかけてあげてよ」と誰かが案件元の企業や、社内の人間に言いたくなるような過ごし方をすることです。

2-1-3.案件探し

退職を申し出たタイミングでフリーランスとして参画する案件を探し始めましょう。転職する際も蓄えがたんまりとある人以外は、基本的に就業しながら次の会社を探すことが多いと思います。

フリーランスになるときも、フリーランスになってからも、参画している案件の契約期間が満了する1.5ヵ月前ぐらいから次に入る案件を探し始めましょう。実際にどのように案件を探せばいいのか、2の方法をお伝えします。

その1、自分の力で探す

自分で自分の営業をするという方法です。この方法はフリーランスとして初めて案件を探す際にはとても難易度が高い方法ですのであまりオススメはしません。突然企業に訪問して「私に開発させてください」と言っても、残念ながら怪訝な顔をされて断られるのがオチでしょう。

しかし自分自身の力でも探せる方法がひとつあります。それは”伝手”です。今勤めている会社、今まで入ったことのある現場の責任者にアプローチをかければ、もしかしたら仕事をもらえるかもしれません。

その他、交流会等に参加して人脈を増やすという方法もありますが、そういった交流会で知り合った人物に保険や投資話を持ちかけられるという事例も発生しているので、こちらの方法を試す場合は、自分を守るのは自分自身だということを念頭に置いておいてください。

その2、フリーランス向けのエージェントを利用する

エージェントとは”参画する案件を探すお手伝いをしてくれる人達”です。そんな人達に素直に頼るという方法です。フリーランスエンジニアとして仕事を探したことがある人であれば、恐らく一度は利用したことがあるほどメジャーな方法であり、個人的にもかなりオススメ度の高い方法です。

なぜならエージェントはフリーランスにとって必要な税金や契約書類等についても詳しいので、頼る先輩や上司がいない立場にとっては心強い存在だからです。

また、エージェントから紹介される案件を見れば自分のスキルで、どのぐらいの報酬がもらえ、どのぐらいのレベルの仕事を依頼してもらえるのか、自分自身の相場を知ることができます。エージェントの利用料金は無料ですので、利用にあたって登録だけでもすませておきましょう。

参考までにフリーランスエンジニアがよく使っているエージェントを3つお伝えします。

レバテック フリーランス
<運営会社:レバテック株式会社(レバレジーズ株式会社の完全子会社として2017年 8月 1日に設立)>
登録・利用ともに無料。
エンジニア案件650件以上、Webデザイナー・ディレクター案件450件以上。
登録しないとサイトに掲載されている案件ごとの詳細が一部非公開となっていて見れない。
その他、WHOAMI(ふーあみ)という猫の可愛らしい別サイトでスキルシートの作成ができます。
ただしオンラインでの作成となるためログインが必要。

 

ハッピーエンジニア
<運営会社:バリューアークコンサルティング株式会社(2004年6月1日設立)>
登録・利用ともに無料。
4900名以上のフリーランスエンジニアが登録。
登録前でもサイトに掲載されている案件情報をある程度見ることができる。
エクセル形式のスキルシートの雛形をダウンロードすることが可能(スキルシートのお手本付)

 

ギークスジョブ
<運営:ギークス株式会社(2007年8月23日設立)>
登録・利用ともに無料。
求人案件1300件以上。ITエンジニアとWebデザイナーに強いとサイトに記載あり。
登録前でもサイト上に掲載されている案件情報を見ることができる。
こちらもエクセル形式のスキルシートの雛形をダウンロードすることが可能(スキルシートの入力例付)

どのエージェントを利用する場合もスキルシートが必要になります。
書き方について再度おさらいしたい方はコチラの記事もあわせてお読みください。
確度が上がる!最強のスキルシート書き方!

2-2.退職したらすぐにすること

無事円満に退社日を迎えたら…「無事退社できた、めでたしめでたし」と一息つきたくなってしまうものですが、その一息はもう少し先にとっておきましょう。

退職後すぐにすまさなければならない手続きが実は2つあります。そうです、もうお察しの方もいるかもしれませんが、”保険””年金”です。この2つはとても大事な手続きなので、必ず忘れずにすぐすませてしまいましょう。

2-2-1.保険の切り替え

退社後すぐに保険の切り替えをしなくてはいけません。会社員でなくなると同時に社会保険からも抜けることになってしまうのです。ただ日本に住んでいる限りは何かしらの保険に入らなければならないので、切り替えの手続きをしなくても自動的に退職したタイミングで国民健康保険に加入させられます。

なら手続きは不要なのでは?と思う方も中にはいるかもしれませんが、手続きを怠ると病院等に行った際に10割負担になってしまう可能性があります。また、ひょんなことで病院に行き、保険の加入手続きを怠たり保険料をこっそり払わずにいたことが明るみに出ると、その未払期間分の保険料を遡って徴収されてしまいます。もしこれが周囲に知られると信頼度にも影響を及ぼしますので、かならず切替手続きをしてください。

そんな保険ですが、実は切り替えれる種類が大きく分けて2つあります。その2つについて簡単に下記にまとめておきますので、確認してください。

1、国民健康保険

退職後すぐに自動的に加入させられる保険です。

手続きの期限:14日以内

切り替え申請先:お住まいの市区町村役場の国民健康保険窓口

手続きの際に必要なもの:健康保険資格喪失証明書 or 離職票 or 退職証明書、身分証明書、本人以外は印鑑

国民健康保険の料金目安は下記サイトにて調べることが可能です。
国民健康保険計算機

2、社会保険の任意継続
退職前の会社の保険に引き続き加入するという方法です。

加入条件:退職前の会社で社会保険に2ヶ月以上加入していること。

手続きの期限:退職後20日以内

切り替え申請先:お住まいの住所地を管轄する協会けんぽ支部あて

手続きの際に必要なもの:健康保険任意継続被保険者資格取得申出書、
            身分証明書、住民票、印鑑、被扶養者がいる場合は健康保険被扶養者届

備考:最大2年間しか加入できない

任意継続に加入した場合の保険料は下記サイトにて調べることが可能です。
意継続に加入した場合の保険料を計算しよう

ちなみに健康保険任意継続被保険者資格取得申出書はこちらでDLできます。
全国健康保険協会 -協会けんぽ-

その他、文芸美術国民健康保険組合
仕事内容によってしまいますが、国民健康保険組合というものに加入することができます。WEBデザイナーやイラストレーターのお仕事をする場合はその中の文芸美術国民健康保険組合加入できる可能性があります。ただしこちらに加入するには”審査を受けて、その審査を通過すれば加入できる”という流れになります。

その審査期間は直接文芸美術国民健康保険組合に問合せたところ、約1ヶ月ほどかかるそうです。そのため、一度国民健康保険か社会保険を任意継続した上で審査を受け、審査通過後にこちらに切り替えることになります。

加入条件:前年度の確定申告書が提出済みの方、
     各種団体の会員になる必要あり(会員になるには一定の会費や加入金が必要)

切り替え申請先:文芸美術国民健康保険組合あて

手続きの際に必要なもの:加入申込書、承認済口座振替依頼書、世帯全員の住民票、
            文芸・美術及び著作活動に従事していることを証明する書面の写し

備考:保険料は一律19,600円

ちなみにサイトはコチラ
文芸美術国民健康保険組合

2-2-2.年金の切り替え

退社後すぐに年金も切替手続きをしましょう。年金も保険と同じで日本に住んでいる限り、必ず加入しなくてはなりません。会社員のときは厚生年金、公務員の場合は共済年金というものに入っており、退社と同時に保険と同様、自動的に国民年金に切り替わります。

なら手続きはしなくてもいいじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、自動で切り替わった場合、自分で手続きを行なった場合に比べて、役所での年金関係処理が遅れてしまうことになります。そうすると忘れたころに国民年金の納付書というものが手元に届くことになります。それも退職日に遡った金額を請求されるので、小銭程度ではすまない可能性があり、思いがけずアワアワしてしまいかねません。

ですので必ず保険と1セットで手続きをすませましょう。もっと言えば、保険、年金、そして次の章で出てくる開業手続きを1セットですませるぐらいの感覚が望ましいでしょう。

国民年金への切替について

手続きの期限:14日以内

切り替え申請先:ご自身が住んでいる市区町村の役所

手続きの際に必要なもの:離職票or雇用保険者資格喪失等確認通知書、年金手帳、身分証明書、印鑑

国民年金は「平成29年4月~平成30年3月まで→16,490円/月」です。
国民年金はその年度ごとに金額が変わるので、参考にしたい方はチェックしましょう。

3.これを出せばあなたもフリーランス!!開業手続き!

開業手続き

退職してゆっくりしたいところですがもうひと頑張りです!何故ならこの章で説明する、開業手続きをすまさなくては”個人事業主”、つまり”フリーランス”になったとは言えません。要は”無職”という肩書になってしまうのです。

実はこの開業手続きをしなくても罰則を受けることはないので、手続きをしないまま確定申告だけをして個人事業をされている方も中にはいます。が、所得税法第229条に”個人事業を始める際には開業届を1ヶ月以内に管轄する税務署に出さなくてはならない”と記されているので、厳しく言えば所得税法に触れるということになります。

それに万が一にでもクライアントに「開業手続きは済んでますか?」なんて聞かれることがあった際に「いやー実はしてないんですよ」と答えるのと「退職後すぐに済ませてあります」と答えるの、どちらの方が体裁が良いですか?折角フリーランスのエンジニアになると決めて退社したのですから、この流れに乗って一気に開業手続きをすませてしまいましょう。

3-1.開業届を出そう

個人事業主になる手続きですが、極論を言ってしまえばこれだけです。
”開業届”を書く→提出→晴れて個人事業主です。なので皆さんにすませて欲しいのです。

開業届は国税庁のサイトよりDLすることが出来ます。
国税庁:個人事業の開業届出手続

 

開業届の提出期限:事業の開始から1ヶ月以内です。

※ただ実際のところはアバウトです。自身が「この日だ!」と感じた日から1ヶ月以内に出しましょうと言う人をよく見かます。もし迷った場合は退職日の1日後を開業日にするのはいかがでしょう?開業届を出す前に、経費としてお金を使うのは気が引けるという方は、退職日の1日後がおすすめですよ。

 

開業届の提出場所:事業を運営する所在地の管轄の税務署
※もし自宅を作業場所や事務所とするなら、居住区管轄の税務署へ提出してください。

管轄の税務署がわからない方はコチラ。
国税局の所在地及び管轄区域

開業届の書き方については良ければ↓を参考にしてみてください。

参考:国税庁 個人事業の開業届出手続

3-2.確定申告で青色申告をする人は忘れずに申請書を提出。

確定申告は大きく分けて2種類あります。

白色申告

青色申告
皆さんも聞いたことがあると思いますが、この2種類です。

それぞれに特徴がありますが、一先ず簡単に下記にまとめておきますのでご参照ください。

 

白色申告

・帳簿のつけ方が簡単。

手続きが不要。

青色申告

・帳簿のつけ方が少しだけ大変。

複式簿記だと65万円、簡易簿記だと10万円の控除を受けれるため、節税対策になる。

赤字が3年繰り越せる。

・家族への給与が経費にできる。

この2種類の内、青色申告をする人は開業日から2ヶ月以内”所得税の青色申告承認申請書”という書類を提出しなくてはなりません。これを出したあとに、白色申告に戻すことも勿論可能なので、もし青色申告にチャレンジしてみたい人は、一先ず開業届と一緒に提出してみましょう。

 

青色申告承認申請書についても国税庁のサイトよりDLすることが出来ます。

国税庁:所得税の青色申告承認申請手続

書き方については↓を参考にしてみてください。

参考:国税庁 所得税の青色申告承認申請手続

4.みんな後回しにしがち、事前に準備しておくべきもの

フリーランスとして活躍するために、予め用意しておくべきものがあります「前もって準備しておけば良かった…」と後悔したフリーランスの先輩がいるぐらいなので、皆さんは必ず事前に用意してください。

4-1.事業用の通帳を作る

個人事業主として利用する事業用の通帳を作りましょう。普段利用している一般的な口座を利用することも可能ではあります。しかし、この記事を読んでくださっている皆さんには必ず個人事業用の通帳をお作りいただきたいです!プライベート用と事業用とを分ける理由は下記の通りです。

分けないと確定申告に必要な収入や経費の計算がかなりややこしくなる
税務調査が入った際にプライベートでの支出を事業用で計上していないか疑われる可能性がある
自身の事業収入が通帳を見ればすぐに把握することができる

なので必ず事業用の口座を用意してください!
ちなみに口座を作る際には、個人名義口座屋号口座のどちらかを作ることになります。どちらの口座でも全く問題はないのですが、屋号がある人で個人名を伏せておきたい人には屋号口座がイチオシです。

開設に必要な物

特徴

個人用口座

・身分証明書

・印鑑

普段使っている口座と同じ要領で利用することが出来る。

ただし振り込み等は普段通り、個人名でのやり取りとなる。

↓つまり

○○銀行 東京支店 1234567 シメイ

※振り込み先を伝える際に自然と氏名も知らせる形になります。

屋号口座

・身分証明書

・印鑑

・開業届

・屋号確認資料

普段使っている口座と同じ要領で利用できる。

”屋号”か”屋号+氏名”のどちらでも取引可。

↓つまり

○銀行 東京支店 1234567 ヤゴウ

○銀行 東京支店 1234567 ヤゴウ シメイ

※どっちに振り込んで貰ってもあなたの口座に入金されます。

 振り込み先を伝える際に氏名を知らせなくても大丈夫です!

4-2.メールアドレス

みなさん何かしらのメールアドレスはお持ちだと思います。たとえばGmailやyahoomailなど。

もしまだ持ち合わせていない人や、持っていてもプライベート用として利用している人は是非フリーランスとしてのアドレスを用意してください。プライベート用のアドレス利用が不可というわけではありませんが、大事な添付ファイルがあるメールや、重要な内容のメールが、普段のメールに埋もれてしまいかねません。

フリーランスとして働く上で、重要なメールをなくしてしまったり見逃すということは信頼に大きく関わってきます。ですので、フリーランスとしてのアドレスを用意しましょう。

また、もし用意するのであれば、フリーメール以外を推奨いたします。なぜならアドレスは名刺に記載したり企業とやり取りしたりと、ビジネスの場で使うため、フリーメールと独自ドメインでは、これも信頼度や印象が変わってきてしまいます。ドメインを取得してアドレスを作れるサイトを載せておくので参考の上、ご用意くださいませ。

コチラです→お名前.com

4-3.会計用のソフト

財務関係を税理士の人に頼まないのであれば会計用のソフトをすぐに準備しましょう。フリーランスとして案件に参画する0.5か月前ぐらいが好ましいです。理由としては、会計用ソフトを初めて使う人には、分からない用語がちらほらと出てきます。予め隙間時間を用いてそういった用語を軽く調べておくと、いざ入力する際に困らずにすみます。

また、参画後に会計用ソフトを準備すると、それまでの経費関係の入力や口座の取引に関する入力等、思っている以上に面倒が増えてしまい、入力内容のズレに繋がることがあります。そのため、事前に準備をしていただきたいです。

ちなみに会計用ソフトは大きく分けて2種類あります。皆さんご存知かもしれませんがクラウド型会計ソフトインストール型会計ソフトと呼ばれるものです。

<クラウド型>

最近ではこのタイプがもっぱら主流とも言えます。インストールが不要でインターネット上でログインをして利用するタイプです。利用費用は月額制や年額制となっており、毎年のアップグレードは無料です。

 

PCはWindowsとMacに対応しており、PCだけでなくスマホやタブレットからも利用できます。口座取引情報が自動で取得出来、ソフトによってはクレジットやSuica、アマゾンカード等ともリンクして情報を自動取得することが出来るのでとても便利です。支払方法に現金以外の方法を用いる可能性がある方には、ネット環境さえ整っているなら、こちらが圧倒的にオススメです。

 

なみに登録するときのアドレスは”4-1”で用意した個人事業主用のアドレスを利用しましょう。

 

 

<インストール型>

ソフトを購入してPCにインストールして利用するタイプです。利用費用はパッケージを購入する際にかかります。また、毎年アップグレード版も購入しなくてはなりませんが、初回購入の1割~2割引程度の金額で購入が可能です。

 

利用可能端末としてはPCからのみ利用可能で、ソフトごとに対応OSが違います。そして口座情報は基本的に手動でのみの入力となります。クラウド型が主流となってきてはいますが、実際にネット上で金銭のことを入力したり、口座とソフトをリンクさせたりすることに抵抗があるという人もまだまだいらっしゃいます。そんな方やネット環境がオフィスにしかないという人には、インストール型がオススメです。

 

この2種類の特徴を簡単に下記にまとめておきますので確認してみてください。

 

クラウド型会計ソフト

インストール型会計ソフト

インストール

不要

必要

利用費用

月額制や年額制

パッケージ購入やダウンロード購入

アップグレード

無料!

毎年バージョンアップ版を購入する必要有

利用可能端末

PC、スマホ、タブレット等

PCのみ

対応OS

Windows、Mac両方に対応

ソフトによって異なる

口座取引情報

自動で取得可能

手動で入力

実際にどの会計用ソフトを利用していいか分からない人は下記の中から選んでみてはどうでしょうか?

 

クラウド会計ソフト

MFクラウド確定申告  クラウドソフトの中では一押しです!
電話サポート、メールサポート、チャットサポートなどのサポートがあります。
他社確定申告ソフトからの乗り換えにも対応。 取引明細は自動で取得してくれます。
分析スマホアプリあり。無料のお試し期間あり。マネーフォワードが運営してます。

 

やよいのオンラインシリーズ
電話サポート、メールサポート、チャットサポート、画面共有サポート等、サポートが手厚いです。
インストール型のやよいの青色申告から等、弥生の形式に沿ったデータであれば乗り換え可能。
データ保存期間は2年間。簿記の知識がなくても手軽に始めれる。
スマホアプリで領収書の読み込み可能。無料のお試しあり。

 

freee
電話サポート、メールサポート、チャットサポート、乗り換えサポートがあります。
スマホアプリで領収書を読み込んで管理可能。口座取引情報の自動取得。
ライフカードと提携し、事業用クレジットカードの”freee カード”というものを発行しています。そのため、個人事業主として作りにくいクレジットカードも”freee カード”であれば作りやすい可能性があります。

インストール型会計ソフト

やよいの青色申告
電話サポート、メールサポートがあり。
不動産取引や株式取引をしている人にも対応しています。
オンラインシリーズよりより細かい入力が可能となっており、そのデータも上限期限なく保存することができます。

スマホアプリで領収書の読み込み可能。無料のお試しあり。

 

みんなの青色申告
電話サポート、メールサポート、マニュアルDLがあり。
他社データ読み込みOK、業務によりカスタマイズ可能。
税制・法令改正への対応No.1の記載あり。無料のお試しあり。

4-4.印鑑

皆さんも気付いているかもしれませんが、印鑑も準備をしましょう。ではどんな印鑑が必要なのか?実は個人の認印が一本あればそれだけで大丈夫です。

青色申告書を始めとする各種申請書や届出書も実印である必要はなく、個人の認印で押印すればOKです。ただ印鑑は信頼や責任の証とも言えるので、フリーランスとして使う印鑑はプライベートの印鑑とは別に、少し大きめのものを用意しておくと見栄えも良いのでかなりオススメです。

ちなみにですが、もし屋号があるのであれば角印を用意しておくとよりグッドです。ちょっとした書類に角印と認印を捺すことで、会社っぽさがUPします。

印鑑は作るとなると高いイメージがあるので、ついついプライベート用のものですませたくなりがちですが、今はオーダーメイドで安く作れる印鑑もたくさんあります!完成までに時間を要するものもあるので注意が必要ですが、折角新しいスタートを切るのですから、是非用意してください。

例えばこんなはんこ屋さんがあります。
ハンコヤドットコム公式

4-5.名刺

名刺を使っていないフリーランスの方もたくさんいます。名刺を使っている方と出会ったことの方が少ないほどです。ただ、あくまで私個人の考えとしては、準備しておいた方がいいと思っています。なぜなら名刺を誰かに渡すタイミングには自分を売り込むチャンスが潜んでいます。誰かに自分のことを知ってもらうのはフリーランスとして重要な営業活動の一環です。

今まで何人ものフリーランスエンジニアとお会いしてきましたが、最初のご挨拶の際にフリーランスの方から名刺を差し出されると「わ!名刺まで準備して熱心だな」という印象を受けてきました。その名刺が特徴的であった際には、すぐにその話題で盛り上がりましたし、今でもそういった方々のことをハッキリと覚えています。

現場や交流会などで誰かと挨拶を交わす際に、自分の名前を口頭で伝えただけでは、恐らく忘れられてしまいます。もし相手があなたに興味を持ってくれたとしても、後々連絡のしようがありません。しかし、もし名刺が1枚あればどうでしょうか?その名刺にあなたの名前、大まかなスキル、アドレス、SMS等の記載があれば、後から連絡を取れることは勿論、あなたのことをより知ってもらえる機会に繋がるはずです。ですから名刺は準備しましょう。

どんな名刺を作るか迷ってしまった時はこちらを参考にしてみてください。
IT社長が教えるフリーランス専用名刺の作り方【今すぐ使える見本付】

4-6.請求書や見積書の雛形

フリーランスとして仕事をしていくのであれば、請求書や見積書の雛形を予め用意しておきましょう。請求書や見積書は信憑書類…簡単に言うと”取引の証拠となる書類”となります。この信憑書類は企業であれば7年、フリーランスの方であれば5年間保存しておかなくてはなりません(ちなみに現金の出納帳などの帳簿の保存期間はフリーランスの方も7年となっているのでご注意ください)

もし税務調査に入られた場合、この証憑書類を廃棄してしまったことが発覚すると青色申告を取り消されてしまいます。それほど大事な書類なのです。焦って作って必要事項が抜けてしまったり、その場凌ぎで後々見返しづらいフォーマットで作ってしまわないよう、前もって準備をしておきましょう。

とは言ってもどんなものを作ればいいのかピンと来ない人もいるかもしれません。下記に請求書・見積書のテンプレートがダウンロード出来るサイトを載せておくので、良ければ参考にしてみてください。

MFクラウド請求書
請求書・見積書・送付状などのテンプレートがダウンロードできます。
使い方もわかりやすく、シンプルなものから可愛くてポップなものまで揃えられているので、デザインにこだわりたい人はサイトを覗いてみる価値ありです。

 

ビジネス テンプレート
請求書・見積書・送付状などのテンプレートがこちらもダウンロードできます。
比較的シンプルなデザインが多くなっています。請求書や見積書の書き方や注意点の説明があるサイトなので、より安心して書類を作りたい人は一度アクセスを。

 

Microsoft オフィステンプレート
Microsoftのサイト Officeテンプレートのページからダウンロードできます。
種類は少ないですが、請求書というくくりで、請求書や注文書、売上明細書などのテンプレートがあるので、オートドックスなものでサクッと作ってしまいたい方にはオススメです。

4-7.その他備品など

こまごまとした備品はあればあるほどいざという時に助かるかもしれませんが、そんな中でも最初に準備しておいた方が好ましい備品は下記の5つです。

封筒、クリアファイル ← 書類を郵送する際に利用
朱肉         ← 忘れがちだが書類関係に捺印する際に欠かせない
切手、印紙      ← 書類郵送や注文書発行時に貼る

そうです、上記備品は大事な書類関係のやり取りをする際に利用する可能性があるものです。

いずれも今やコンビニで揃えることが出来ると言えば出来ますが、ただでさえ案件に参画して日々忙しくしている中、わざわざ買いに行くのは少々面倒です。それに向かったコンビニで確実にゲット出来る保証は勿論ありません。いざという時に慌てたり、どっと疲れてしまわないように用意しておきましょう。

4-8.人によっては必要なもの

4-8-1.オフィス

落ち着いて作業できる場所が欲しい!自宅で作業するのはいいけど自宅の住所を名刺には載せたくない!そんな方はオフィスを用意しましょう。

簡単に言うけれどオフィスをかりるには不動産屋でテナントを借りなきゃいけないし時間もお金もかかって大変…そう思った方もご安心ください。オフィスはオフィスでも種類がありますので、下記から用途に応じたものを用意してみましょう。

<バーチャルオフィス>
自宅の住所を名刺に載せたくない方にオススメです。
実際に作業をするオフィスがあるわけではなく、住所と電話番号を借りることができるサービスです。借りた住所宛に届いた荷物が自宅まで届いたりと、便利なことは勿論ですが料金もお手軽です。

 

<レンタルオフィス>
自宅以外に作業する場所が欲しい方にはオススメです。机や椅子は勿論、コピー機やシュレッダーなど、業務に必要な場所と道具が借りれるサービスです。月々レンタル料金を支払いオフィスを借りる形となります。住所や電話番号も使え、料金もそこまで高くはありません。

 

<シェアオフィス>
複数の利用者が共通のスペース、ネット回線、机や椅子、コピー機等をシェアするオフィスです。住所や電話番号も利用できることが多く、料金もレンタルオフィスに比べると安くなっています。

 

<店舗、テナントオフィス>
不動産屋に行って借りることが出来る事業利用可の物件です。上で記載したとおり、物件を探す時間もかかれば月々の家賃も高いのであまりオススメはしません。

4-8-2.SNSホームページ

余力のある人やデザイン系、Web系に携わりたい人はSNSやホームページも用意しましょう。なぜならどちらもあなた自身のことや、あなたのスキルを知ってもらうことが出来る営業アイテムのひとつだからです。

SNSで普段の活動やご自身の作品をUPすれば人との繋がりが広がるきっかけになるかもしれませんし、ホームページであればそのページを作成したこと自体が評価につながるかもしれません。隙間時間を利用してそういったものをあなただけの営業担当として育てましょう。

また、用意したらすかさず名刺に載せてアピールしましょう。個人的にはQRコードを作成して一緒に載せるのがオススメです。

5.フリーランスとしての準備完了!初の案件に臨む心構え

心構え

フリーランスとして参画する案件が決まった!やった!きっと嬉しいと思う人や安心する人が多いと思います。ただそこで満足しないでください。

なぜならフリーランスとして初めて参画する案件は、今後のキャリア、人脈作り、そして自分の自信にも大きく関わってきます。折角獲得した案件です、次の3つの心構えを胸に、良いスタートを切りましょう!

5-1.体調管理を徹底して遅刻早退欠勤はしないように

「そんなの当たり前」「言われなくても会社員時代だってしてる」と思った方が沢山いるのではないでしょうか?そうです、社会人として当然のことなのです。そのため体調管理が出来ず、遅刻や早退、欠勤をしてしまうと、すぐに信頼を損なってしまいます。

特にフリーランスには有給や傷病休暇等も基本的には存在しません。そのため休んだ分だけ収入に響きかねないのです。そして何より、信頼が損なわれてしまった場合、その現場の繋がりを用いた人脈作りは難しくなってきます。長い目で見たときに、自分自身が思わぬところで損をしないように体調管理をしっかりしましょう。

5-2.こまめな報連相をきっちりと

こちらも「オイオイそんなのわかってるよ」という声が聞こえてきそうですが、フリーランスとしてプロジェクトに関わると、先輩や後輩は当然のようにいません。会社員の頃のように全員参加のミーティングがない現場もあれば、プロジェクトの指揮者が多用で不在にしがちという現場もあります。

困ったことが起きた際に、「誰に言えばいいのかわからない、言いたくてもいつも担当者が不在、同じ企業に属している訳ではないため純粋に話しかけづらい、etc…」そんな理由から報連相が疎かになってしまう人もいるようです。しかしそれは結果的にクレームやプロジェクトの遅れにつながりかねず、自分自身の評価が下がってしまうきっかけにもなりかねないので、報連相はきっちりとしましょう。

事前に報告する相手を確認し、その人がもし忙しい立ち位置の人であれば常に早めの報連相を心掛けることがオススメです。

5-3.情報漏洩に注意しよう

個人情報はもちろん社外秘情報は漏洩させないように注意しましょう。今後のフリーランス人生を守るためにとても重要なことです。みなさん重々にわかっていることだと思いますが、悪意がなくても、普段から気を付けていても、ちょっとしたヒューマンエラーで情報が漏れてしまうことがあります。

漏れてしまった情報は恐らく完全には回収できないでしょう。つまり取り返しがつかなくなってしまうのです。一度情報が漏洩するとそのプロジェクトの企業の評価を著しく傷つけることになりかねません。

そしてその原因があなたであればあなた自身の評価もガクンと下がるでしょう。それは次に参画する案件を探す際に、大きく響いてしまいます。そのため、当たり前のことではありますが、再度強くセキュリティに関する意識を強めましょう。

5-4.事前準備はしっかりと、そして焦らない

フリーランスになると、仕事を得るための営業や現場での作業だけでなく、契約関係、税務関係、自分ですべてしなくてなりません。初めてのことが多いので現場での作業が忙しいと、尚更バタバタしてしまうと思います。

どんな状況でも落ち着いて対応できるように、前もって不慣れな税務処理を調べておく、契約関係の書類は入念に目を通すなど、事前準備は入念に行いましょう。また、もし予測外のことが起こっても焦らず一つずつ確実に対処しましょう。

6.フリーランスとして働くための準備チェックシート

フリーランスとして働くための準備ですが、どこまで準備したか、あとどのぐらい準備すべきものが残っているのか途中でわからなくなってしまっては非常にもったいないです。ですので、簡単なものではありますが準備チェックシートを用意させていただきました。

おまけとしてスキルシートの雛形と書き方、そしてフリーランス専門エージェントを利用する際のメモ用シートもつけておいたので、それぞれ上手にご活用くださいませ。

7.まとめ

いかがでしたか?フリーランスになるにあたっての手順を一通りお伝えさせていただきました。ひとつひとつの作業や手続きは案外難しくなかったと思います。ただ、どれも重要なことなので、抜かりなく取り組むことで「あの時ああしておけば」という後悔を必ず減らすことができます。

フリーランスは自分自身でこなさなくてはならないことが多いのは事実ですが、ひとりぼっちではありません。困ったことや不安なことがあればいつでもお声掛けください。まだまだ私自身、学ぶことも多くありますが、みなさんお力になれますと幸いです。

それでは、みなさんのフリーランスとしてのスタートをこっそり応援しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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