ベテランではないエンジニアに取って欲しい、おすすめIT資格4選!

 取得しておいて損をする資格はないということは皆さんご存知だと思いますが、資格を片っ端から取得していたのでは莫大な時間と費用がかかってしまいます。それだけならまだしも、貴重な時間と費用を費やして取得した資格が全く役に立たなかった、そんな結末は何としても避けたいですよね?

 人それぞれ役に立つ資格は異なります。同じ時間や費用を費やすにしても、自分にとって役に立つ資格のために費やしたいと思う人が多いのではないでしょうか。今回はITエンジニアとして活躍している人にとって、取得しておけば強みになるであろう資格を4つご紹介させていただきます。是非参考にしていただけると幸いです。 

1章 ITエンジニアの資格の種類

 ITの資格には大きく分けて2つ種類があります。国家資格ベンダー資格です。

国家資格とは、法律に基づいて国や国から委託を受けた機関が知識や技術が一定水準以上であることを認定したものです。取得するのは困難ですが、国から職業的な地位を保障された資格なので、社会的な信用度も高くなっています。

ベンダー資格とは、企業が自社で開発した製品について知識や技能が一定水準以上であることを認定した民間資格です。該当するソフトウェア等に対する専門的な知識を得て、業務に役立てることができる資格です。

2章 こんな人にこそ資格を取って欲しい

 それは若い年齢層の人と、これからエンジニアを目指す人です。
資格といえば皆さんがよく知っている資格から、初めて聞いたという資格まで本当に色々なものがあります。英検や漢検、簿記や秘書検定などは一度は耳にしたことがある資格ではないでしょうか?ここで一度考えてみて欲しいのですが、もし秘書を目指している人が秘書検定の資格を取るとしたらいつ取ると思いますか?秘書として働くことを目指している最中でしょうか、それとも実際に秘書としてバリバリと働いている最中でしょうか。

 おそらく大半の人が前者の”秘書として働くことを目指している最中”と答えると思います。IT関係の資格に関してもこれと同じことが言えるのです。既にエンジニアとして高難度のプロジェクトに携わっている人が資格を取ってたとしても、資格以上にそれまでに積み重ねた経験や身につけたスキルを重視されます。しかし、まだ経験が浅い若い年齢層のエンジニアやこれからエンジニアを目指す人は、自分がどれだけの知識を持っていてどんな業務なら問題なく取り組めるのかを何らかの形で示さなければ、なかなか良い企業や案件には有りつけません。

 だから若い年齢層の人や、これからエンジニアを目指す人ほど資格を取って欲しいのです。また、資格を持っていることによって同じ年齢、同じタイミング、同じ経歴で入社した人よりも早くより責任のある仕事を任せてもらえる可能性がぐんと高くなります。結果的に収入や昇進に繋がった人が私の周りにも実際に何人もいるほどですので、是非若い方やこれからエンジニアを目指す方は資格取得を目指すことをお勧めいたします。

3章 エンジニアを目指す人と若い人におすすめの資格4選

<LPIC:ベンダー資格>
LPICとはLinux Professional Institute Certificationの略でエルピックと読みます。Linux技術を証明するための資格試験です。150ヶ国以上で展開されていてLinux技術者認定試験では圧倒的な世界一になっています。難易度は3つあり、簡単な方から「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」となっています。

LPICを取得するメリットはLinuxを扱えるという技術の証明となります。試験対策を通じてLinuxの知識が一通りつくこともメリットのひとつです。日本企業の約7割でLinuxが導入されており、インターネットサーバの50%以上がLinuxと高いシェアを誇っています。そのため資格を取得しておいて損をすることはまずないと言えるでしょう。また、LPI公式の調査によると資格取得後の満足度89%と結果が出ており、実際にさまざまな場所でメリットを感じる方が多い資格となっております。

<シスコ技術者認定:ベンダー資格>
シスコ技術者認定とはシスコシステムズというネットワーク機器大手の会社が展開している資格試験のことです。自分がどこの分野を出来るのかを表している資格試験で、難易度が低い順にCCENT、CCNA、CCNP、CCIE、CCArの5つのレベルに分かれています。

シスコはネットワーク専用機器のため、公式認定のシスコ資格試験があると優遇してもらいやすくなります。また、資格を持っていることで業界経験の有無に関わらず、経験者と同等の基礎知識があることが証明できます。ネットワークの分野で活躍したい人は、面接時などにこの資格を持っていることのメリットを感じ得ることが出来ると思います。

<オラクルマスター:ベンダー資格>
オラクルマスターとはアメリカにあるソフトウェア会社、Oracle Corporationが販売するOracle Databaseを扱うための技術力を認定するベンダー資格です。知名度が高い資格で、世界でも通用するため多くの企業で評価されやすい人気な資格です。

難易度順にORACLE MASTER Bronze、ORACLE MASTER Silver、ORACLE MASTER Gold、ORACLE MASTER Platinumの4つのレベルが存在し、難易度順に取得していくタイプの資格となっています。ORACLE製品は日本国内のリレーショナルデータベース管理ソフトウェア市場において約半数ほど(49.9%)のシェアを占めています。そのため日本でトップシェアのデーターベースを扱えるという証明になります。資格としての認知度も高く、持っているだけで技術と知識をアピール出来る資格となっています。最上級ランクのPlatinumを取得しておけば、書類選考でも人事の人の目に止まること間違いなしと言えるでしょう。

<オラクルJava認定資格(OCJ):ベンダー資格>
上記オラクルマスターと同じ、Oracle Corporation社が主催する、Javaの知識と技能をレベル別に認定するベンダー試験です。難易度は「Bronze」「Silver」「Gold」の3つに分かれています。Silver以上は全世界で通用する共通資格となっており、現在実施されているJava関連資格の中では最も人気の資格と言えます。

Javaの提供をしているOracle社の資格なので、Javaの知識があることの証明となります。また、Java関連資格の中での人気度が高い分、認知度も高い資格となっているため、取得しておけば面接等でアピールすることが可能です。

<上記4つは少し難しそう…と感じたら>
上記資格への足掛かりとなる資格があるんです!気になる方はこちらの記事も御覧ください!
5分で分かる!初心者必見のITパスポート取得のメリットと活用法

4章 受験資格と資格の受験費用

資格を取得するにあたり、必ず必要となるものがあります。

それは”認定条件(資格取得に際して満たしているべき条件)”と”費用”です。この項では受験資格と各資格の受験費用を一覧表にまとめたので、参考にしていただけますと幸いです。

LPIC 認定に必要な資格 資格試験の受験費用

LPICレベル1

実務経験や

前提資格保有条件なし

計30,000円(税別)

101試験(LPI Level1 Exam 101):15,000円(税別)

    +

102試験(LPI Level1 Exam 102):15,000円(税別)

LPICレベル2

有意なLPICレベル1を

取得していること

計30,000円(税別)

201試験(LPI Level2 Exam 201):15,000円(税別)

    +

202試験(LPI Level2 Exam 202) :15,000円(税別)

LPICレベル3

有意なLPICレベル2を

取得していること

各30,000円(税別)

LPI 300 Mixed Environment Exam

   or

LPI 303 Security Exam

   or

LPI 304 Virtualization & High Availability Exam

シスコ技術者認定 認定に必要な資格 資格試験の受験費用

CCENT

特になし

16,065円

CCNA

特になし

35,400円

CCNP

有効な同分野のCCNA認定

またはいずれかのCCIE認定

1教科30,000円、3教科90,000円

CCIE

特になし

ただし筆記試験に合格してから、

実技ラボ試験に合格する必要あり

筆記51,840円、ラボ207,360円

CCAr

有効なCCDE 認定および

ネットワーク、

インフラストラクチャの

原則を熟知していること

約380,000円

オラクルマスター 認定に必要な資格 資格試験の受験費用

ORACLE MASTER

Bronze

特になし

計40,200円(税別)

12c SQL基礎

11g SQL基礎I 

Bronze SQL基礎I

上記 各13,600円(税別)のいずれか

Bronze DBA12c:26,600円(税別)

ORACLE MASTER

Silver

Oracle Master Bronzeを

取得していること

26,600円(税別)

ORACLE MASTER

Gold

ORACLE MASTER Silverを

取得していること

26,600円(税別)

ORACLE MASTER

Platinum

Oracle Master Goldを

取得していること

257,040円(税別)

オラクルJava認定資格 認定に必要な資格 資格試験の受験費用

OCJP Bronze

特になし

13,600円(税別)

OCJP Silver

特になし

26,600円(税別)

OCJP Gold

OCJP Silverを

取得していること

26,600円(税別)

5章 資格を活かした仕事の探し方

5-1.エージェントに相談する。

 就業中で忙しい方、効率よく仕事を探したい方には勿論ですが、現在自分自信の力で仕事を探している方にも是非お勧めさせていただきたい方法です。なぜなら、エージェントは数多くの様々な求人を扱っています。取り揃えている求人の数だけではなく、プロとしてどの求人に対してどの資格を持っていれば有利に案件参画まで持っていけるかという知識があります。そしてその上で、資格を保有しているという部分を強みとして推すことも可能なのです。

そのため、資格を活かしてより良い待遇が受けれる案件を探すには、エージェントの利用がお勧めです。

おすすめのエージェントについての記事がありますので、もしよければご参照くださいませ。
<フリーランスエンジニア向けのオススメエージェント会社TOP5!>
 https://se-hack.com/best-agent-of-freelance-engineer

5-2.自分自信の力で探す。

 ゆっくり次の就業先を探したい人や、どういった職場でどの資格や経験が重宝されるのか把握している人にはいいかもしれない方法です。皆様が一度は経験したことがあるであろう、求人サイトや求人誌に掲載されている求人情報をひとつずつ見ていくという方法になります。求人サイトでは希望の条件で情報を絞れはするものの、資格で検索をかけれるサイトはほぼありませんので、結果的に地道に自分で求人情報に目を通すことになるかと思われます。

 とはいえ、今すぐ就業先を変えたいというわけではない人であれば、自分のペースで自分の好きな時間に気軽に求人を探せる方法ですのでお勧めです。

まとめ

 いかかでしたか?今回はITエンジニアの資格をどのような人に取って欲しいか、また、お勧めの資格と資格を活かした仕事の探し方をご紹介いたしました。資格は取得しておくと技術や知識の証明となり、あなたにとってアピール出来るポイントのひとつとなります。同時にこの業界への熱意も伝わることでしょう。それが昇給や昇進につながるとこともあれば、希望のしごとを掴むチャンスにつながることもあります。そして何よりも言えることは、資格取得に向けて勉強した内容は、間違いなくあなたの知識となるので、もし活躍したい分野が決まっているのであれば積極的に取得を目指しましょう。